本番を控えて~問題点を直すべきかどうか悩む
ホールの技術さん方との打ち合わせも終わり、一度レッスンを覗いておこうと思い、練習日に伺いました。
皆さん、あたたかく迎えて下さいました。
後ろに座って、楽譜を見ながら気になるところをチェックすることにしました。
実は、午後から先生の代わりに練習を見て欲しいとリーダーに頼まれていたのでした。
いくつか問題点が見つかりましたが、本番が迫っているので、直すべきかこのままでいくか悩むところです。
午後の練習では、ゴスペルを中心にアドバイスさせていただきました。
ゴスペルとコーラスでは発声からして違います。
しかしこれはもう間に合いません。
私が余計なことを言って、今までのハーモニーが崩れたら大変なのでタッチしませんでした。
手拍子が入るのですが、まるでお猿のシンバルのおもちゃのような人がいます。
裏の2、4拍めに音が鳴るのですが、その方は1、3拍目に手拍子が入っています。
ご本人まるで気付く気配なし。
今から直せるでしょうか??
でも見た目も大事です。
きっと観客はその方に目が行くと思います。
これは言った方が良いでしょう。さぁ、大変~
後日談ですが、実はリサイタルが終わってからすぐ、地区の合唱祭にこのゴスペル2曲で出場されました。
なんと奨励賞をいただいたとのこと!
20数年間、毎年賞にチャレンジしていて初めてのことだったので、メンバーの中には泣き出してしまった方もいらっしゃったとか。
手拍子がお猿のシンバルであろうと、ステップがずれていようと、地蔵のような人がいようと、平均年齢70歳のお姉さま方が一生懸命心を込めて歌い踊るだけで、審査員や観客に微笑ましさと感動を与えたのだと思います。
次回、本番当日の舞台裏に続きます。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。