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続・コンクールに向けての単発レッスン

2016.05.19

小さい頃はピアノコンクールで賞を取れていたのに、ここ数年さっぱりという中2の女の子の単発レッスンの続きです。

ベートーヴェンの次に1週間前の発表会で披露したという、ドビュッシーの『ピアノのために~プレリュード』も弾いていただきました。

私の耳はオーディション・コンクールモードになっているので、どうしてもマイナスに捉えてしまいがちでした。

グリッサンドが出て来るところまででストップしてもらい、もう一度左手だけ暗譜で弾いてもらいました。

おそらく片手ずつの暗譜は初めての体験だったのでしょう。

この曲の大半は左手がメロディーになっているのですが、何だか怪しい感じです。

緊張感も重なってボロボロになってきました。

本人は暗譜はいつもすぐに出来て、苦労したことがないということでしたが、やはりこれくらいの曲になると、練習をしているうちに覚えるというのでは、暗譜をしたとは言えないのです。

今までの発表会では、たまたま止まらなかったのでしょう。

違う環境で弾くと忘れるというのは、練習の仕方が間違っているからです。

レッスンでは彼女の今までのピアノ感を打ち砕いたとも言えます。

今までは発表会の花形であり、先生からもあまり注意されたことはなかったと思います。

後でいただいたメールからも、「目からうろこのピアノレッスンでした。」とありました。

少々厳しかったですが、コンクールやオーディションに受からなくなったのは何故か?という疑問にお答えするレッスンだったので仕方がありません。

もちろん、良い手をしていることや、理解が速くすぐに修正できることなど、いろいろ素晴らしい点もありました。

今後は、単発のレッスンを時々させていただくという形になりました。

音大を受験するというなら覚悟を決めなくてはいけませんが、今の所あくまでも選択肢の一つということです。

うちに通ってくるには、交通機関を3つも乗り継がなければならないので、中学生が学校帰りに寄れる距離ではありません。

正直なところ、彼女を育ててみたいという気持ちはあります。

しかし、私から簡単に音楽の道を勧められないのが、今の音楽界の現状です。

彼女の成長を見守っていきたいと思います。

 
LINEレッスンの画面イメージ

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Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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