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まむし指の矯正方法

2016.03.11

まむし指・・・たまにそういう手の形をした子供が、私のピアノ教室にもやってきます。

中にはKちゃんと同じように将来音楽家を夢見ている子もいました。(Kちゃんについては下記の関連ブログをご覧ください。)

しかし「まむし指」を直すには大変な努力と時間が必要で、やはり親指が一番直りにくいです。

どのように矯正するかというと、このようになります。

矯正方法

関節が外に出るように内側から支えながら弾く、つまり片方の手で親指の関節の所をずっと持ちながらピアノを弾くのです。

そういう練習なので、ゆっくりした曲に戻って片手ずつやり直さなければなりません。


ピアノレッスン中は私が持ってあげるのですが、初めは関節がすごい力で反発してきます。

家では片手ずつ自分で持ちながら、あるいは時々保護者の方が持ってあげます。

地道に続けていると、だんだん反発する力が弱くなってきて、指一本軽く添える程度でも骨が出るようになってきます。

そして短時間であれば、支え無しでも弾けるようになります。

そのうち、自分の意思のみで骨を出すことも出来るようになります。

ピアノを弾かない時でも、いろいろな動作の中で常に関節を出すことを意識することが大切です。


握力にも関係があるようなので、お手玉や柔らかいボールを握ることも効果があります。

また、手の指を広げる時に、指先を広げようとするのではなく、関節から開くような意識を持つのが大事だと思います。

問題は、こうした楽しくないピアノの練習に子供が耐えられるかどうかです。

Kちゃんのように、音楽家になりたい、音大へ進みたいという夢を強く持っている子ならば、やり遂げられることもできるでしょう。

しかしかなりの親子喧嘩もあったようだし、途中で何回もやめようと思ったそうです。

ピアノを趣味で楽しく弾くことを望んでいる人には、矯正はお勧めできません。

もちろん曲の仕上がりには妥協しなければなりませんが、仕方がないと思います。

私の今までの生徒にもそういう子がいましたが、目を吊り上げて直すようなことはできませんでした。

「本来は親指の形はこうなのですよ。できるだけ気をつけて下さいね。」にとどめています。

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物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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