特訓5日目~音楽の授業に付いていけなくなった子供達
特訓5日目は派生音(シャープ・フラット・ナチュラル)を教えました。
まずは書き方から。
ピアノレッスンに来ている生徒たちもそうなのですが、その音符の隣にきちんと書くのは難しいです。
やはり小さい弟君は時間がかかります。
その間お兄ちゃんには、以前学校でやった階名を書く問題にもう一度トライしてもらいました。
ほんの1ヶ月前、学校では20点だったのが今回は95点になりました!
弟君が書き上がると、次にキーボードの鍵盤下半分を隠して半音についての説明をしました。
「『ド』の半音上の音はどこ?」
「では『ミ』の半音上はどこ?」
というように進めて、フラットもします。
だんだん異名同音に気づくように持って行きます。
学校では「シャープ=半音高く」と習ったと思いますが、ピアノの鍵盤を想像できない子にとっては、何が何だかさっぱりわからないと思います。
鍵盤の前に連れていって数人ずつ教えればすぐにわかると思うのですが。
キーボードは小学2年生の教科書から「こぎつね」をやりました。
教科書ではピアニカで演奏します。
でもこの様子ではあまり出来なかったと思います。
なんとか「こぎつねこんこん山の中、山の中」までは弾ける様になりました。
残りはまた次回。
次に音符カードでカルタ取りをしてもらいました。
最初は私が問題を出しましたが、2回目は兄弟だけでルールを決めてやってもらうことにして、その間に問題を作りました。
自然に会話が耳に入ってきました。
やはりお兄ちゃんらしい「プチ意地悪」が炸裂しています。
弟君は一生懸命耐えていましたが、こうやって弟はお兄ちゃんに追いつけ追い越せと強くなっていくのでしょう。
世のお兄ちゃん、お姉ちゃん達は弟妹に負けたくなければ「プチ意地悪」をしないことでしょうね。
しかし兄姉が気づく頃には、弟妹達は世間の荒波に耐えうるたくましい人間になってしまっているのです。
今日の小テストはお兄ちゃんが異名同音に苦しんで68点。
弟君は異名同音を外して違う問題にしたので82点取れました。

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。