大震災のがれきの下から出てきた宝物
2016.01.16
叔父が我が家へ遊びに来た時に、叔父が大好きなシューマンの『幻想曲』を練習していたのでお聴かせしたところ、とても喜んで下さいました。
それから数日後、突然「レコードを送ったよ。しばらく貸してあげる。」と電話がありました。
送られてきたレコードは、シューマンの『幻想曲』をはじめ、叔父がお気に入りのフランス物やスペイン物でした。
かなりの年代物もありました。
実は叔父の家は大震災で全壊しています。
その壊れた家屋から、これらのレコードは取り出されたのです。そう思うと胸が一杯になりました。
私はレコードプレーヤーを持っていませんでしたが、これを機に買うことを決めました。
「次はたぶんフォーレに取り掛かります。」と言うとご機嫌で、「そのうちアルベニスもよろしく!」とおっしゃいました。
アルベニスなら『エル・アルバイシン』を弾いてみたいです!
Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。