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ピアノとエレクトーンの協演でわかった事実

2015.12.28

生徒さんがチャイコフスキーの『眠りの森の美女』を練習しています。

私にも、この曲の懐かしい思い出があります。

以前、ピアノ・エレクトーンの会に、特別演奏のゲストとして出演させていただいたことがありました。

その時の曲がこれで、エレクトーンプレイヤーをしている方との協演でした。

エレクトーン+ピアノの楽譜は、当時はあまり出ていなかったのだと思います。

少なくともこの曲に関してはありませんでした。

私が持っている2台のピアノの楽譜と、彼女が持っているオーケストラスコアを突き合わせて、楽譜作りからスタートしました。

彼女の楽譜は3ページにまとまっていますが、原曲は結構長いです。

さすがエレクトーンプレイヤーで、スコアからどんどん読み取っていかれます。

「ここはストリングスで行きますので、伴奏を軽くお願いします。」

「そこはブラスで行きますので、歯切れよい感じでお願いします。」

というように、常にリードしていただき、とても勉強になりました。

練習はピアノとエレクトーンがある部屋ということで、ヤマハの練習室を借りました。

でもどうしてもピアノの音がエレクトーンの音に負けてしまうのです。

やむを得ずエレクトーンの音量を落としていただきましたが、自分のオーケストラ音楽に対する無知や、音量が劣っていることなどで、少し肩身が狭い思いをしながら練習していました。

本番当日、舞台での音合わせでリハーサルをさせていただきました。

いつものようにエレクトーンの音量に負けないように、豊かな音で弾きました。

弾き終わると意外なことに、私のピアノの音の方がかなり響くので、エレクトーンの音量をもっと上げなければいけないということでした。

音響設備の整ったホールで、しかもグランドピアノなのでいつもの練習場所とは格段に条件が違うのです。

結局エレクトーンの音量をギリギリ最大まで上げて、バランスが保たれました。

よくよく考えてみれば、ピアノコンチェルトではピアノ1台に対して何十もの楽器が演奏するのです。

エレクトーン1台で太刀打ちできないのも当然のことだったのです。

今までの肩身の狭かった思いがスーッとなくなって、逆にちょっと誇らしく思えました。

ピアノってやはり素晴らしい!

本番はとても気持ちよく合わせることが出来ました。

よく知られた音楽ということで、お客さんの評判も上々でした。

本当に貴重な経験ができました。

初めはどうなることかと思いましたが、思い切ってやってみて良かったです。

 
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Pianeys(ぴあにーず)
物書きピアニスト

子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。

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