周りが見えなくなる生徒さん、再び
以前、ピアノ講師をしている友人の生徒さんで、周りが見えなくなる生徒さんについて書いたのですが、その方のお話を再び聞きました。
『まじめ』『根性』『努力家』の3拍子の方。
でも、腹筋を100回したらその分筋肉が強くなるというように、痛いのを我慢して弾くと腕や指が強くなると思っていらっしゃるようなので、友人は困っています。
正しい腕の使い方をしていると腕は痛くなりませんが、時々無理な練習のやり過ぎで腕や手を痛めて、レッスンを休まれるようです。
もちろん、オクターブやトレモロの連続は誰でも痛いですが、それも徐々にゆっくりから身体と相談しつつ慣らしていくべきです。
友人はいつも注意をしていますが、一旦練習モードに入るとダメみたいです。
もう一つの問題は「おしゃべり」!
2時からのレッスンでは、初めに30分から1時間は機関銃のようにお話されるとか。
友人が「そろそろレッスンを・・・」と切り出すタイミングがなかなかなく、ようやくレッスンを開始すると、今度はピアノに没頭されます。
友人はこの後出張レッスンがあり、なんとか時計を気にしながら終えると、今度は友人のお母様をつかまえてのおしゃべりです。
一度お母様がお茶とお菓子を出したところそれが毎回となり、ひどい時には出張レッスンから帰ってきてもまだいらっしゃるとのこと。
今では友人もお母様も割り切って『VIP』待遇をしていますが、やはり初めからけじめは必要だったとちょっと後悔している様子です。
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発表会がないピアノ教室について
私が大先生へのお中元を「アレ」に決めた訳
いねむりをする~ちょっと嫌なピアノの先生
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。