ピアノを弾くときの変な癖
ピアノを弾きながらの癖って結構ありますね。
姪は弾く前に、指や首の骨をポキポキ鳴らさないと落ち着かないそうです。
演奏中、ペダルを踏まない左足が絶えず前後左右に動く方や、口が草食動物のようにずっと動く方もいらっしゃいます。
しかしこれらはまだ支障のない癖です。
以前コンサートで一緒に連弾したピアノの先生は、弾きながらうなる癖がありました。
ちょうどイビキの息を吸い込んだときに出るような声です。
最初は本当にびっくりしました!
あまり大きな声なので、思い切って「弾きながら声が出るんですね。」と言ってみたら、「そうらしいけど、自分では全然わからないのよ。」とおっしゃいました。
ここまで演奏に集中しているのかと思うと、ちょっと怖かったです。
その先生の生徒さんとお話する機会があったのですが、レッスン中にお手本で弾くときにもうなっているとのことでした。
ちょっと家で真似して弾いてみたところ、めちゃめちゃ疲れました。
おそらく肩や背中も凝るでしょう。
鼻歌程度なら良いのですが、「グァ~・・・ス~・・・ゥゲ~・・・」と隣でやられると、気になってたまりません。
録音にも声が入っていたのですが、ご本人は自分の声とは気づいていませんでした。
練習の時に友人に頼んで聴いてもらったのですが、音楽よりそっちが気になったとこっそり言っていました。
何回も合わせているうちに、声の出る場所がわかってきたので、演奏する分には気にならなくなりました。
でも本番でお客様に聞こえたとき、私が発声していると思われたら嫌だなと、そっちが気になってました。
演奏会に来てくれる友人達に「ペアの人がうなりながら弾くから。」と伏線を張っておきました。
すると、友人達はその声が聞きたいと言って前列にどっと座りました。
結局そっちが気になりましたが、なんとか無事に終わりました。
友人達に「よく耐えたね~」と言ってもらえました。
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。