音大受験3点セット(聴音・ソルフェージュ・楽典)
姪が音大受験のための聴音・ソルフェージュ・楽典の3点セットを習いに行きだして、1年半経ちました。
先生は姪が受験する大学の作曲専攻の講師の方です。
教授先生にご紹介していただきました。
この先生はとても頭の良い方だそうで、指導法もちゃんと確立していらっしゃいます。
このスランプを抜けると次はこれ、というのをわかっておられます。
楽典の難しいものの一つに「これは何調か?」という調判定があります。
姪はわからない所を教えて、と時々私に頼って来ます。
しかし私の場合、3点セットの先生がピアノ専攻だったため、「自分で問題をやっておきなさい。」と言われ、受験の楽典は全て独学でした。
だから調判定も難しい理論はすっ飛ばして、楽譜を読んで頭の中で音を鳴らして答えを出していたのでした。
途中経過はぐちゃぐちゃでも一応答えは合っています。
だからそれでも良しと思っていました。
一方姪の先生は作曲専攻なので、いろいろな調判定のルールを説明してくださり、理論的に答えを出して行くという正統派です。
問題の楽譜を分析して、「次の音に跳躍進行しているから音階固有音である。」とか、「この音は経過音である。」などいろいろ書き込むのです。
これは試験問題の解き方として当然の事なのですが、私はそんなやり方があったことさえ忘れておりました。
姪に聞かれた質問の答えは「ヘ短調」と出ても、姪に「何故?」と聞かれると「だってヘ短調って楽譜が歌ってる。」としか答えようがなく、姪に呆れられるのでした。
姪が苦手なものに「この曲を最後まで演奏すると何分何秒か?」というものがあります。
始めにメトロノーム記号が付いていて、拍子が途中で8分の6拍子や2分の3拍子に変わったり、「D.S.」や「bis」まで総動員し、結果的にはありえない曲になっています。
こちらは今のところ私の方が得意で、ここぞとばかりドヤ顔で説明しています。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。