周りが見えなくなる生徒さん
私の友人は自宅でピアノ教室を開いています。
そこの生徒さんのお話です。
長年お勤めをされていたその生徒さんは、定年と同時にピアノを習い始められました。
それはそれは熱心で、友人も一生懸命レベルアップのお手伝いをしていました。
しかしその熱心さがヒートアップしてきて、今や友人は「どうしたらいいの?」状態なのです。
例えば、間違っている箇所を注意したとします。
すると生徒さんはそれができるまで何回も弾かれるそうです。
当然時間は押してきて、30分レッスンのつもりが今や1時間以上に!
「ここでの注意は、家に帰ってから練習して下さいね。」
友人は何度も言っているようなのですが、いったんスイッチが入ると周りが見えなくなるみたいで、
「こうかしら?」「ここがおかしいんですよね。」
と延々と弾かれるということです。
友人はもっと他にも注意したい箇所があるけれど、二の足を踏んでしまうと言っています。
この生徒さんのピアノレッスンは、覚悟を決めていつも最後に入れているようですが、終わるとへとへとみたいです。
時々こちらがストップをかけているのに弾き続けたり、説明している話を最後まで聞かないで弾き出してしまう生徒さんもいます。
レッスンはキャッチボールのように、お互いの呼吸が大切ですね。
♪他のピアノ講師本音トークはこちらから♪
発表会がないピアノ教室について
ピアノの先生の権威って何??
子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。