コンソレーション 第3番(リスト)@解説

コンソレーション 第3番(リスト)

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日本語では『慰め』と訳される。リストの代名詞である超絶技巧を駆使した作品と異なり、美しく歌うような曲である。

全6曲だが、有名なのは第3番で、普通リストの『コンソレーション』というとこの曲が思い浮かぶ。

リストはカロリーネ伯爵夫人と恋に落ち、共に暮らすようになっていた。カロリーネの強い勧めで、リストは作曲に没頭する。この時期に名曲がたくさん生み出されたが、『コンソレーション』もそのうちの一つである。

リストとカロリーネの関係は周囲からは認められなかったが、ロシア皇帝の妹であるワイマール大公妃マリアは理解を示してくれていた。リストは、彼女に感謝の気持ちをこめて、この作品を献呈した。
マリア大公妃の作曲したテーマも第4番と第6番に使われている。

この作品は、リストの作品の中では、技巧的には易しいもので、かつ簡素ではあるが、叙情性にとみ、愛らしさに満ちた魅力的な作品となっている。19世紀に広く愛された性格的小品集の一つで、リストがショパンの夜想曲からアイデアを得たことは明らかであろう。

ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェは趣味としてピアノを弾いていたが、特に『コンソレーション』がお気に入りだったらしい。

楽譜は↓↓を使っています。